国民の祝日の一つです。宮中祭祀の一つ・新嘗祭がルーツとなっています。勤労感謝の日は、国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年法律第178号)[注釈 2]第2条によれば、「勤労をたつとび、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう」ことを趣旨としています[1]。
由来ですが、
日本では古くから、天皇が新穀などの収穫物を神々に供えて感謝し、自らも食する「新嘗祭」(にいなめさい)という祭事が行われてきました。
新嘗祭は、1872年(明治5年)までは旧暦11月の二回目の卯の日に行われていました。太陽暦(グレゴリオ暦)が導入された1873年(明治6年)になって、旧暦11月の二回目の卯の日は新暦の翌年1月に当たり都合が悪いということで、同年11月の二回目の卯の日であった11月23日に行われました。同年公布の年中祭日祝日ノ休暇日ヲ定ム(明治6年太政官第344号布告)[注釈 3]によって、祭祀と同名の休暇日(休日)となりました。本来、11月の二回目の卯の日は11月13日 – 11月24日の間で変動しますが、翌1874年(明治7年)以降も祭祀・休日ともに11月23日に固定しました[注釈 4]。
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